抗張試験の際に起る試験片の太さの變化
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概要
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數種の鋼、銅及び四六眞鍮の抗張試験の際に起る試験片の太さの變化を測定した。鋼は降伏點に達すればその一部が急に細くなり、この急に細くなる事が順次に他の部分に廣がつて行き全部一様の太さになれば次に試験片の各部分は一様に細くなつて行き遂に局部収縮を起す。銅は最初から各部分一様に細くなり、遂に局部収縮を起すが、之に反し四六眞鍮は各部分が独立して細くなリ、或部分に就いて云へばその太さが階段的に變化する。次に之等の現象に対する著者の考察を述べた。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1931-06-01