周邊に多くの壓縮力を受ける圓板(續報)
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概要
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曩に直角坐標にて内力を求めたが、今度は計算の都合上極坐標に転換した。而して力のかゝる半径及び相隣る力の中間の半径上に於て、内力の変化を明かにし、且つ力の数に依つて内力が如何に変るかを検べた。次にこの問題の應用として周囲に多くの質量が等距離に附着した廻転圓板を取扱ひ其中心に於ける最大内力の増加を求めた。今次の記号を用ふる、Q=1箇の質量に起因する遠心力、N=質量の数(但し>2)、d=圓板の直径、1/m=ポアノン比、h=圓板の厚さ、μ=圓板の面積と1箇の質量の有する面積との比、ε=最大内力(圓板の中心に於ける)の増加を%にて示したるもの。圓板自身に依る内力は[numerical formular]質量のみに依る内力は[numerical formular]故にε=200mN/μ(3m+1)=60N/μ[m=3], =<800>/<13>・N/μ[m=4]m=3の場合にN=10,μ=100とせばε=6%となり相當大なるものとなることが知られる。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1931-03-01
著者
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