遷延感作末期ウサギの抗体産生
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概要
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500日以上の遷延感作状況下のウサギは, 他の抗原刺激に対して, 19S抗体の生成は尚存続しているが, 沈降性抗体産生能は著るしく衰え, 血中からのいわゆるImmune eliminationによる抗原排除が明確に認められなかった.この際の抗体産生臓器(脾臓リンパ節等)は萎縮を呈し, 形質細胞性応答がみられなかった.この事実は, 働き続けた後の抗体産生組織の疲憊, 特に形質細胞系のそれとして理解される.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1964-12-30