非特異的気道過敏性に及ぼすオーラノフィンの影響
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概要
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注射金製剤に比べ副作用の少ない経口の金製剤であるオーラノフィンは, すでに慢性関節リウマチに対しては臨床的に使用されており, また喘息患者への有用性が確立されつつある. そこで喘息患者25症例にオーラノフィン(6mg/day)またはプラセボ錠を二重盲検法で12週間連続して投与し, 投与開始前と6週後, 12週後にメサコリン吸入誘発試験, 肺機能検査, ならびに血中金濃度を測定し, その効果を検討した. オーラノフィン12週間投与により, VC, FEV_<1.0>, Rrsは改善しなかったが, 群内比較ではPD_<35>-Grsが, 群間比較ではDminならびにPD_<35>-Grsが推計学的に有意に増大, すなわち気道過敏性を有意に減弱した.
- 1991-12-30
著者
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