Purified Protein Derivativeおよび水痘抗原刺激によるLeukocyte Procoagulant Activityの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
delayed type hypersensitivity の in vitro における検査法の一つとして, PPD および水痘抗原(VVA)を用いこれらの抗原刺激により産生される LPCA を測定し, 抗原に対する特異性またその活性発現の機序について検討した.その結果, 特異性に関しては, PPD による LPCA はツ反陽性者に, VVA による LPCA は水痘既往者にそれぞれ有意の活性増加を認め, LPCA は DTH の in vitro での検査法として有用であると考えられた.また LPCA の発現機序に関しては, PPD では, PBMN, 単球に LPCA の活性増加がみられたが, T細胞では認められなかった.一方, VVA ではPBMN, 単球, T細胞のいずれにも有意の LPCA の高値がみられた.これらのことから, PPD と VVA とでは LPCA の発現機序に異なる経路が介在している可能性が示唆された.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1985-10-30
著者
関連論文
- 水痘罹患中に壊死性筋膜炎の経過をたどった劇症型A群溶連菌感染症の1例
- 胸水貯留を伴ったマイコプラズマ肺炎に対するステロイド治療の検討
- 研究・症例 海外渡航帰りの姉妹を発端とした麻疹の流行
- 院内感染により発症した周産期麻疹の3症例 (主題 ウイルス感染症)
- 巨大冠動脈瘤が予測された川崎病患者に対するガンマグロブリン静注療法およびウリナスタチンの併用療法
- 日本原産のカキ品種における果実成熟期,果実重及び可溶性固形物含量の変異〔英文〕
- 4.頚部腫瘤を主訴とし,上咽頭癌と診断された1例(第12回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 商用量メトトレキサートの体内動態(第1報) : 急性腎不全時の体内動態
- 4.4歳児に発症した骨肉腫症例(第11回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- ヒト好中球化学発光に及ぼすLeukotriene B_4,Prostaglandin E_2,Platelet activating factor の効果
- 5. Cystic Wilms 腫瘍の1例(第9回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- カキのへたすきと果頂裂果の遺伝
- 7.横紋筋肉腫の2例(第7回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- Purified Protein Derivativeおよび水痘抗原刺激によるLeukocyte Procoagulant Activityの検討
- 18.神経芽細胞腫症例の検討(第6回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 1.B cell leukemia の1例(第6回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 27 PPDおよび水痘抗原によるLymphocyte procoagulant activity(LPCA)とDelayed type hypersensitivity(DTH)との関連について
- 核果類の耐水性と湛水条件下におけるエタノ-ルの集積〔英文〕
- 13.肝原発と考えられる悪性奇形腫(第12回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 1.診断に苦慮した悪性リンパ腫の1例(第11回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 14.マススクリーニングにて発見された神経芽細胞腫5例の検討(第40回日本小児外科学会東北地方会)
- 15.マススクリーニングでみつかった神経芽細胞腫の1例(第8回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 高インスリン血症による低血糖症の1例
- 2.多発性潰瘍として発症した小腸原発悪性リンパ腫の1例(第10回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 3.Immunoblastic Sarcoma (IBS)と考えられる1例(第7回東北地区小児悪性腫瘍症例検討会)
- 巨核芽球性白血病細胞株MG-Sの樹立
- 小児の急性白血病
- IL-6の推移が特徴的であったクローン病の1男児例
- 原発性免疫不全症候群 (検査計画法--先天性疾患)
- ネフロ-ゼ症候群を呈した溶連菌感染後糸球体腎炎に対してガンマグロブリン静注療法が奏功した1症例 (主題 腎・尿路疾患)
- 病原性大腸菌O-74が検出された川崎病5症例の臨床的検討
- タイトル無し