小児気管支喘息の施設療法における鍛練効果について : 運動誘発テストによる評価の試み
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概要
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(目的)小児気管支喘息の施設療法における鍛練効果を運動誘発テストにより評価した.(方法)喘息児34名について6カ月間の水泳を中心とした鍛練を実施し, その前後でトレッドミルによる運動誘発テストに対する反応を脈拍と種々の肺機能により比較検討した.アンケートにより予後調査を行い加えた.(成績)臨床的に症状が改善し投薬を減量できた改善群21名と, できなかった悪化群13名に分けた.運動負荷直後の脈拍は160-170/分に上昇した.ピークフローの変動パターンにおいて有意差を認めた.肺機能は両群間で鍛練前に差がなく, 鍛練後で有意差を認めた.予後は改善群が悪化群に比べて良好であった.(まとめ)施設療法における鍛練の効果についてトレッドミルによる運動誘発テストで判定を試み, ピークフローの変動パターンの分析が予後の判定に有用であると考えられた.
- 1984-06-30
論文 | ランダム
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