マイクロプレートを利用した酵素抗体法による免疫複合体の測定 : Clq Solid Phase Enzyme ImmunoassayおよびAnti-C3 Solid Phase Enzyme Immunoassayの基礎的検討
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概要
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血中免疫複合体(CIC)の検出法として, 市販のマイクロプレートに精製ClqおよびF(ab')_2抗ヒトC3抗体を付着させ, HRPO標識抗ヒトIgG抗体を用いたClq EIAとa-C3 EIAを開発しその有用性について検討を加えた.両方法ともに操作が簡便で再現性も良く従来のradioimmunoassayと同等の感度が得られた.各種腎疾患122例においてCICを測定した.その結果ループス腎炎が最も高く, 紫斑病性腎炎, IgA腎症, 急性腎炎で比較的高い陽性率を示した.さらにSephacryl S-300にてゲル濾過することによりCICの分子サイズによる分布をみることができた.CIC陽性のループス腎炎の血清をゲル濾過するとClq EIAではlarge size-small sizeにいくつかのIC活性のピークがみられ, a-C3 EIAではsmall sizeとmiddle sizeにIC活性のピークが認められた.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1984-02-28
著者
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