全身性エリテマトーデス患者におけるリンパ球傷害性抗体の多様性反応 : プレB細胞抗体の存在
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概要
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52名の全身性エリテマトーデス患者血清の抗リンパ球抗体の検索を5種のリンパ系細胞-ヒト末梢血リンパ球, T-cell leukemia由来cell line(HPB-MLT, HPB-ALL), pre-B-cell leukemia由来cell line(HPB-Null, NALM-6)を標的細胞とし, 直接傷害試験及びEロゼット抑制試験により行った.52名中陽性者は35名(67.3%)であった.うち54%はHPB-Null cell line及び正常Bリンパ球と反応し, 25-30%はT-cell line及び正常T-cellと反応した.抗体と疾患活動性との関連性について検索したところ, これら抗体の反応性は, T細胞系に対する抗体は活動期SLEに著明に出現するが, pre-B-cellやB細胞系に対する抗体は活動期, 非活動期を問わず常に高頻度に出現することが判明した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1982-11-30
著者
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