PHA によるリンパ球幼若化反応におよぼす高濃度単球の抑制作用
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概要
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単核球をペトリ皿に付着させ, 2%リドカイン液ではくりするという新しい方法で得られた単球浮遊液を用いて, PHA によるリンパ球幼若化反応におよぼす単球の影響を正常人6名について検討した.その結果, リンパ球による ^3H-thymidine のとりこみは同時に存在する単球濃度によって影響を受けることが明らかになった.単球核浮遊液の場合に比して, 単球を除去して得たリンパ球浮遊液では ^3H-thymidine のとりこみはわずかに上昇した.リンパ球浮遊液 (2×10^5) に少数 (リンパ球数の5%) の単球を加えると, とりこみの上昇がみられることもあったが有意差はなかった.最も著明な変化は高濃度の単球を加えた場合に見られ, 7×10^4(リンパ球数の35%) または10×10^4(リンパ球数の50%) の単球を加えると, とりこみは著明に低下した (p<0.05, p<0.02).
- 日本アレルギー学会の論文
- 1979-09-30
著者
-
河野 一郎
筑波大学
-
河野 一郎
筑波大学臨床医学系内科
-
山根 一秀
筑波大学臨床医学系内科
-
柏木 平八郎
筑波大学臨床医学系内科
-
桜井 徹志
筑波大学臨床医学系内科
-
山根 一秀
筑波大学 内科
-
椛島 悌蔵
筑波大学臨床医学系内科
-
柏木 平八郎
筑波大学 内科
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