E-Rosette 形成の機作に関する研究 : E-Rosette 形成における赤血球膜成分の精製と性状の検討
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概要
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E-rosette 形成に関与する赤血球膜 ligand を, ウサギおよびヒツジ赤血球膜の EDTA, Triton X-100 による可溶化と, Con A-Sepharose 4B で単離を行い, 物理化学的ならびに生物学的性状について検討を加えた.1) ウサギ赤血球膜の糖蛋白画分を RRBC-ME (Con A), ヒツジ赤血球膜の糖蛋白画分を SRBC-ME (Con A)と命名した.2) 標準ポリアクリルアミゲドル電気泳動法で, RRBC-ME (Con A) は2本, SRBC-ME (Con A) は1本の Amido black および PAS に染まるバンドを呈した.3) RRBC-ME (Con A) は, RRBC rosette 形成を 25μg/ml で50%阻止した.SRBC-ME (Con A) は, RRBC rosette 形成を阻止しなかつた.4) SRBC-ME (Con A) は, SRBC rosette 形成を 100μg/ml で50%阻止した.RRBC-ME (Con A) は, SRBC rosette 形成を阻止しなかつた.5) RRBC-ME (Con A) をモルモット胸腺精製画分で処理すると, RRBC-ME (Con A) による RRBC rosette 形成阻止能力が block された.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1979-01-30
著者
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