アトピー性皮膚炎における RAST の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アトピー性皮膚炎患者98名について RAST を用い, 特異 IgE 抗体の検索を行った.RAST 陽性率は血清 IgE 値高値群において, また他のアトピー性疾患(喘息・アレルギー性鼻炎)を合併する群において, 高くなる傾向がみられた.とくにダニ, 室内塵で陽性率が高くなり, アトピー性皮膚炎単独群においても血清 IgE 値高値群では約半数の症例が陽性であった.また血清 IgE 値高値群では多くの抗原に対して陽性を示した.RAST と皮内反応との一致率はダニでは高かったが, 室内塵では低かった.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1977-07-30
著者
関連論文
- 301 アトピー性皮膚炎におけるenzyme-linked fluorescence assay (ELFA)を用いた特異IgE抗体の測定(免疫学的手技)
- 54 IgEの関与が考えられた寒冷蕁麻疹の1例(即時型アレルギー)
- 234. 水疱症における血中 immune complex(immune complex)
- 43. アトピー性皮膚炎における RAST の検討(皮膚アレルギー)
- 4 アレルギー反応の標的臓器に対する治療薬気道 : 皮膚アトピー性皮膚炎を中心に(4 アレルギー薬物療法の現状)
- アトピー性皮膚炎における RAST の検討