ヒスタミン, ヒスタミン遊離物質および Human IgE・Rabbit Anti-Human IgE Complexes による血管透過性の亢進とその抑制
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概要
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モルモットおよびラットを用い, 血管透過性因子としてヒスタミンおよびその遊離物質 compound 48/80 を用いて, 色素漏出法により, 血管透過性亢進作用につき濃度と亢進度との相関, 亢進度と持続時間との関係について基礎的検討を加えた.ラット皮膚の反応の場として, human IgE および rabbit anti-human IgE 血清は, 20倍生食希釈液を用いる時, 対照の生食単独皮内注射の場合とほとんど変わりない程度の血管透過性亢進作用をみるにすぎないが, 同濃度における human IgE および rabbit anti-human IgE を等量 in vitro で, 37℃, 30分 incubate したものの皮内注射にて著明な血管透過性亢進作用を認めた.ヒスタミン, compound 48/80 あるいは IgE-anti IgE complexes の皮内注射によつて惹起される毛細血管透過性の亢進が, ほぼ同程度の強さを惹起する条件下において, 抗アレルギー剤ならびに細胞内 cyclic AMP の動態に影響を与えることの知られている薬剤の前処置が, これに及ぼす影響について比較検討した.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1974-06-30
著者
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