即時型食物アレルギー : 食物摂取後60分以内に症状が出現し,かつ医療機関を受診した症例 : 第2報
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
わが国における食物アレルギーに関する疫学データは乏し<,大規模調査が行われたことはなかった.平成10・11年度に厚生労働省研究班で行われた全国調査データより血清IgE値およびCAP-RASTClass値を中心に抽出分析し,即時型食物アレルギーの実態を示す.100床以上で小児科を有する病院2689施設に対し,"何らかの食物摂取後,60分以内に症状が出現し,かつ医療機関を受診したもの"を対象とし調査を行った.回収率は60.4%で,1420症例が集積した.即時型食物アレルギーにおいて,血清総IgE値と食物アレルギー症状やそれによる入院率との間に明らかな傾向は認めなかった.CAP-RAST Class値は乳製品におけるショック症状の出現頻度において有意差を認めたものの,それ以外の主要抗原で差は認めなかった.即時型食物アレルギーにおいて,血清総IgE値やCAP-RAST Class値の高低からその重症度をはかることはできない.
- 2004-07-30
論文 | ランダム
- 成人の咀嚼リズムの経時的変化および味覚刺激による影響について
- 4. 三叉神経中脳路核および三叉神経節ニューロンによる歯髄の 2 重支配について(ネコ)(第 48 回九州歯科学会総会講演抄録)
- 21. 顎関節を支配する1次ニューロンについて (ネコ)
- 4∿1000 三叉神経中脳路核および三叉神経節ニューロンによる歯髄の 2 重支配について(ネコ)
- Neurologic Sequela of Hydrogen Sulfide Poisoning