歯車材料とその硬度が耐ピッチング強度に与える影響
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概要
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歯車において,歯面硬度が高いほど耐ピッチング強度も高いと考えられている.しかし,歯車で実験した結果では,熱処理によって硬度を変えても耐ピッチング強度は変化せず,材質を変えることによってのみ強度を変えることができた.これは,ピッチングの発生起点と考えられる歯面あらさの突起部周辺が,歯車のかみあい時に発生する局所的な高温とその後の急冷によって,歯車製造時の熱処理と全く異なったものになるためと考えられる.
- 社団法人日本機械学会の論文
- 1986-02-25
著者
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