複合組織鋼の疲労き裂進展挙動におよぼす組織形態の影響について : 疲労き裂の組織選択性の場合
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概要
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第2相マルテンサイトが母相フェライトを囲む連結材の第2相の母相に対する硬度比を変化させ, その疲労過程中におけるき裂進展の選択性の挙動を検討した. その結果硬度比が高い場合にはΔKの増大と共に母相のへき開割れが生じ母相選択性が増大し, 又低硬度比の場合には第2相の塑性変形拘束の減少により, 塑性変形が容易になった母相中をき裂がストライエーション形成機構で伝ぱするため母相選択性が増すとの知見を得た.
- 1980-10-25