罐胴の段付に依る應力に就て
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概要
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水管式汽罐の罐胴に於て管板の部分と然らざる部分との板の厚さを異にする場合に、罐胴の外側のみに段を付けるのが普通であるが、この形状では罐胴を完全円筒と看做したる場合の計算に比し段付部附近に著しく大なる應力を発生することを指摘し、全然段付を施さないか又は内外面共段を付けて板の中立面が眞円筒となる如くすれば、内圧に依る應力は完全円筒の場合と大差なきことを述べる。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
- 1940-06-15
水管式汽罐の罐胴に於て管板の部分と然らざる部分との板の厚さを異にする場合に、罐胴の外側のみに段を付けるのが普通であるが、この形状では罐胴を完全円筒と看做したる場合の計算に比し段付部附近に著しく大なる應力を発生することを指摘し、全然段付を施さないか又は内外面共段を付けて板の中立面が眞円筒となる如くすれば、内圧に依る應力は完全円筒の場合と大差なきことを述べる。