蒸汽タービンにおける羽根ピッチがその速度係數におよぼす影響 : 第1報
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
蒸汽タービンの囘轉羽根においては各種の損失があるために,その流出速度は,損失が無いと考えたえたときの理論流出速度に比して小となる.この兩者の比が速度係數であるが,これをもつて羽根内における損失の多少を知ることができるわけである.本研究においては,蒸汽の代りに空氣を用い靜止状態に置かれた,實物に數倍する模型羽根を用いて實驗を行い,羽根ピッチが速度係數におよぼす影響を求めた.使用した羽根は削出型のもので,いずれも入口角および出口角の等しい等角羽根であつて,その羽根角度は20°, 30°, 40°および50°の4種類のものである.實驗の結果最良の速度係數を與える羽根ピッチを與える式として,式(5)を得た,これよりも小なるピッチでは出入口壓力差の増加が,また大なるピッチにおいては風速差の増加が烈しくなり,いずれにしても速度係數は減少する.
- 1948-05-10
著者
関連論文
- 蒸汽タービンにおける羽根ピッチがその速度係數におよぼす影響 : 第1報
- 強制流動中の物體表面における熱傅達の研究
- 平面板面における自然対流による熱伝達の研究(第3報)
- 平面板面における自然対流による熱伝達の研究(第2報)
- 蒸汽タービンにおける羽根ピッチがその速度係數におよぼす影響 第1報)
- 低圧空気エゼクタの実験的研究(第1報)
- フレオン113の蒸氣表と蒸氣線圖
- フレオン11の蒸氣表と蒸氣線圖
- 蒸汽タービンにおける羽根ピッチがその速度係數におよぼす影響 : 第2報
- 蒸汽タービンにおける羽根ピッチがその速度係數におよぼす影響 : 第2報