構成刄先とその対策とに就て
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概要
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構成刄先とは、金属切削に於て急激なる加工硬化作用を受けた被切削材の一部が甚だしく硬化されて或特異変質物となり、刄物と被切削材と切屑との間に形成されるものである。実験に依て、鋼の切削に関するこの構成刄先形成の機構を研究し、且構成刄先を変化せしむべき切削条件の各要素を顕微鏡的に観察し、刄物損傷の過程を明らかにすることが出来たので、構成刄先への一対策として炭素鋼外周荒削高速度鋼用刄形を新に選定し、これを実際の旋盤作業に供して刄物寿命並に切削面精度の上に利益を齎すことが出来た。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
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