検診機関における消化器がん患者のがん告知後の精神的状況の変化およびそれらと医師および保健師によるサポートとの関連の検討

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概要

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検診機関におけるがん告知後の患者の精神的状況の変化と医師および保健師によるサポートとの開運を検討することを目的に,消化器(食道,胃,大腸)がん患者105例に自記式質問紙調査を行った結果,以下のことが明らかになった。1.告知後の精神的ショックは直後より2〜3日後が高く,1〜2週後に告知当日程度となり,その後減少した。2.告知直後の精神的ショックの程度は基本属性,医学的要因との関連が認められなかったが,告知2〜3日から1〜2週間後の精神的ショックの程度は大腸早期がん患者において有意に低かった。3.医師によるサポートと疾病の受け止めとの間に有意な正の相関が認められた。また,保健師によるサポートと告知直後の精神的ショックの程度および立ち直りの時期との間に有意な正の相関が認められた。
2004-03-25

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