鑄鉄の曲げ試驗に現はれる降伏現象に就て
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概要
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斷面矩形の鑄鉄試驗片に就て曲げ試驗を行ひ試驗片の破斷の瞬間に至る迄表皮の歪を鏡装置に依り測定した。曲げモーメントと表皮の歪を知りて試驗片の引張、圧縮兩側の内力を圖式的に誘導すると鑄鉄にも降伏現象の存在する事が明かとなつた。降伏現象の存在は内力-歪曲線から知られるのみならず實驗中曲げモーメントを増加しないに拘はらず歪みは増加する事を目撃する事が出來た。
- 一般社団法人日本機械学会の論文
斷面矩形の鑄鉄試驗片に就て曲げ試驗を行ひ試驗片の破斷の瞬間に至る迄表皮の歪を鏡装置に依り測定した。曲げモーメントと表皮の歪を知りて試驗片の引張、圧縮兩側の内力を圖式的に誘導すると鑄鉄にも降伏現象の存在する事が明かとなつた。降伏現象の存在は内力-歪曲線から知られるのみならず實驗中曲げモーメントを増加しないに拘はらず歪みは増加する事を目撃する事が出來た。