豊後水道および東アフリカ沖の深海より採集されたワラエビの1新種
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概要
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米国アルバトロス号探険によって豊後水道,水深1320mより採集されたワラエビの1種は,国際インド洋調査(1964)によって東アフリカのダーバン沖水深1360mとモザンビーク沖水深1510〜1600mより採集された標本と同種であり,ここに新種Uroptychus remotispinatusとして記載した。本種はVAN DAM(1933)がシボガ探険採集品にもとづいて報告したUroptychus australis indicus ALCOCKに近似するが,同標本を調査したところ,これとは明瞭に区別され,しかもシボガの標本はU. indicusとは別の2種(未記載)に属することがわかった。
- 日本動物分類学会の論文
- 1979-12-10
著者
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