淡水産内肛動物(曲形動物) Urnatella gracilis LEIDYの日本における出現
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概要
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1979年9月,埼玉県川越市東部の農業用水地,伊佐沼において,淡水産肛動物(曲形動物)Uramatella gracilis LEIDYを採集した。これは日本最初の発見である。U. gracilisは排水路の流水中に多く生息し,コンクリート壁に付着する淡水海綿の表面やオオタニシの殻,マコモの葉鞘に好んで着生する。暗い陰の方を好む。U. gracilisはヨワカイメンSpongilla fragilis LEIDYおよびヤハズハネコケムシPlumatella emarginate ALLMANと共存することが多い。U. gracilisは高さ1.5〜2.0MMでJ.LEIDYの記述より小さく,R. V. SESIIAIYAの記載した
- 日本動物分類学会の論文
- 1977-10-31