北海道の海産自由生活性緑虫類,II
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概要
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北海道の海産自由生活性線虫類についての第2報として,2新種Euchromadora ezoensis n. sp., Steineridora borealis n. sp.を報告する。両種とも,既知種とは雄性生殖器の形態で区別でき,前種は相称で基部が柄のようになった交接刺,クチクラが厚く直角に曲がった側副指刺,そして後種は基部でクチクラが波状を呈す交接刺が,それぞれ特徴である。両種とも,北海道忍路湾から,フシスジモクSargassum confusumの葉上動物として採集される。
- 日本動物分類学会の論文
- 1977-10-31
著者
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