硼酸塩ガラスに適用したストラクトン説
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概要
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硼酸塩結晶におけるストラクトンの組成の知識と硼酸塩ガラスの四配位硼素原子の割合に関するBrayとその共同研究者のNMR測定結果をもとにして, ストラクトン説の原理を用いて, 硼酸塩ガラスのストラクトンの組成を基礎的なガラス組成との関数として論じた. 硼酸塩ガラスの性質の異常な挙動がストラクトンの型の変化として定量的に関係づけられた. ストラクトンの組成が1種類の最小のストラクトンの組に一致する時と, 2種類の最小の組が平衝状態にある時と, 両方の場合について, ストラクトンの組成を推定する過程が提示された. ある与えられた組成で存在するストラクトンの型をきめる主要な因子を論じた.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1972-12-01