(THO_2)_<1-x>(YO_<1.5>)_x系固溶体における正孔伝導度に関する考察
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概要
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ThO2-YO1.5系固溶体はイオン正孔複合伝導性を示す. イオン伝導度は酸素欠陥濃度に比例し, 正孔伝導度はPO21/4に比例する. 正孔は,1/2 O2(g)+Vo¨=Oox+2h.で生成するので, 正孔濃度は[Vo¨]1/2に比例する. イオン伝導度σiと正孔伝導度σhが等しくなる酸素分圧P+は, 従来考えられていたモデル-正孔伝導度が正孔濃度に比例する-ではP+∝[Vo¨]2となり, 高濃度の酸素イオン欠陥を持つ固溶体での実験値,P+∝[Vo¨]3.3に合わない.高濃度の酸素イオン欠陥を持つ物質で, 欠陥が正孔の散乱中心であると考えると, 理論式はP+∝[Vo¨]10/3となり極めて良い一致を示す. 低濃度の酸素イオン欠陥を持つ固溶体の場合には, 酸素イオン欠陥以外の散乱中心を考える必要がある.
- 1972-03-01
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