ステンレスばねのはんだ広がり性
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概要
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ステンレス鋼のはんだ広がり性に及ぼす、フラックス、加熱時間について、銅および洋白ばねと比較検討したものである。試料は0.5mm厚のステンレス鋼、Niメッキステンレス鋼、洋白、銅板である。はんだはSn-Pb 50、50でフラックスは3種類を用いた。その実験結果を要約すれば、(1)ステンレス鋼にNiメッキをすると、一般に用いられている弱酸フラックスで洋白と同等以上の広がり率が得られる。(2)広がり率に及ぼす加熱温度の影響は、いずれのフラックスでも温度が高くなるにつれて広がり率は増加する。加熱時間は温度260℃一定の場合、洋白、銅板で10秒、ステンレス鋼で約20秒で広がり率は一定になる。
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1967-02-15