The Suture Applicator for Replacing a Bone Flap : Technical Note
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概要
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閉頭時の骨弁固定は近年プレートによりなされる機会が増えつつあるが, コスト面, 感染性などの問題により, 一般施設では縫合糸を用いる場合が未だ多い. 骨弁を縫合糸を用いて整復する際に役立つapplicatorを開発した. このapplicatorのみで, 従来の方法で必要になった曲針, 持針器, 多数の小鉗子は全く不要となる. 開発品はアルミ製で全長6cm, 直径0.7mmの屈曲可能な直針であり, 両端に糸把持溝を有した単純なものである. 我々は80回の閉頭術に, このapplicatorを使用したが, 硬膜損傷などをきたすことなく安全に, 従来の方法に比して有意に骨弁整復時間を短縮する事が出来た. また術者・ナースの肉体的、精神的疲労の軽減にもつながった.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1999-05-15
著者
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近藤 惣一郎
市立長浜病院 脳神経センター 脳神経外科
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Kobayashi Akira
市立長浜病院 脳神経センター 脳神経外科
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NAGATA Hirokazu
市立長浜病院 脳神経センター 脳神経外科
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