Progressive Myelopathy Caused by Dural Arteriovenous Fistula at the Craniocervical Junction : Case Report
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概要
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頭蓋頚椎移行部に発生した硬膜動静脈瘻(dural AVF)の症例について報告した。患者は68才男性で下肢より始まり次第に上行する進行性のミ***パチーを呈した。MRIではC1, C2レベルで拡張した静脈が脊髄周囲に認められ、また髄内にT2強調像で高信号域を呈する所見が見られた。血管撮影では右椎骨動脈が硬膜を貫通する部位においてAVFが認められた。本症例におけるAVFは硬膜にnidus様の所見を有さず椎骨動脈と脊髄静脈との間のdirect fistulaの形態を呈していた。硬膜内静脈側で外科的にfistulaの遮断を行ったが、術後患者の神経症状は著明に改善した。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1999-05-15
著者
-
Kawakami Yasuto
神戸中央市民病院 脳神経外科
-
Oda Yoshifumi
神戸中央市民病院 脳神経外科
-
吉田 真三
神戸中央市民病院 脳神経外科
-
SATO Shinichi
神戸中央市民病院 脳神経外科
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