Massive Subependymal Hemorrhage Caused by an Occult Vascular Malformation : Two Case Reports
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概要
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47歳男性。3週間前に頭痛で発症し次第に増強。右側脳室前角に接して尾状核頭部に血腫を認めた。次第に意識レベルが低下したため、経脳室的に血腫を除去すると、易出血性の細かな異常血管とred veinを認め、これを摘出した。60歳男性。8日前から左下肢の脱力にて発症。右側脳室に接して視床に血腫を認めた。次第に意識レベルが低下した。経シルビウス裂的に血腫と索状組織を摘出した。第1例は脳動静脈奇形、第2例は海綿状血管腫であった。稀な脳室上衣下出血で発症し、脳血管撮影、CT、MRIで出血源を診断し得なかった点、繰り返し出血し亜急性進行性の神経症状の悪化をきたした点が2例の特徴であり、早期の手術治療による診断確定を要する。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1999-04-15
著者
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