Angiographically Occult Dural Arteriovenous Malformation in the Anterior Cranial Fossa : Case Report
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概要
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脳血管撮影で造影されず、手術にて初めて確認された前頭蓋窩硬膜動静脈奇形の1例を報告した。症例は63歳男性で頭痛嘔吐に続く意識障害で発症した。意識レベルはJCS200で、頭部CTで右前頭葉に硬膜下血腫と脳室穿破を伴う巨大な脳内血腫を認めた。脳血管撮影ではmass signと循環遅延以外は明らかな異常所見を認めなかった。緊急開頭術を施行し血腫を除去すると、前頭葉下面に前篩骨動脈をfeederとし、皮質静脈をdrainerとするnidusを認め摘出した。組織学的診断は動静脈奇形であった。硬膜動静脈奇形は脳血管撮影で容易に診断できるとされるが、本例のように頭蓋内圧亢進が著明な場合は造影されないことがあり、その診断に注意を要する。
- 1999-04-15
著者
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服部 達明
国立静岡病院 脳神経外科
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KOBAYASHI Hiroshi
国立静岡病院 脳神経外科
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INOUE Satoru
国立静岡病院 脳神経外科
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SAKAI Noboru
国立静岡病院 脳神経外科
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