Cerebrospinal Fluid Rhinorrhea Secondary to Small Tumor Invasion into the Superior Sagittal Sinus : Case Report
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概要
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非外傷性髄液鼻瘻の多くはトルコ鞍内病変により引き起こされるが、良性頭蓋内圧亢進が誘因となる事もある. 今回、我々は小さな傍上矢状洞部の髄膜腫により髄液鼻漏を生じた症例を経験したので報告する。患者は53才男牲で入院時には鬱血乳頭による視力低下、視野狭窄がみられた. MRA、3次元CTにより腫瘍による上矢状洞後半部の閉塞、MRI、CTによリempty sellaと診断した. 髄液鼻漏の主たる発症誘因は腫瘍による静脈洞閉塞からの頭蓋内圧亢進と推測し、腰部クモ膿下腔-腹腔髄液短絡術を施行した。一時的には髄液鼻漏が消失し、鬱血乳頭も改善したが、3度再発を来たしたため、最終的には腫瘍全摘出術を行い髄液鼻漏の寛解を得た。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1996-12-15
著者
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