Herniation of the Third Ventricle into Empty Sella Caused by Surgery for Pituitary Apoplexy : Case Report
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概要
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下垂体卒中術後のempty sellaによって生じた、第3脳室前半部のトルコ鞍内陥入例を報告した。症例は46歳男性で、急激な右眼視力低下、嘔吐にて発症し、髄膜炎も併発していた。CT scar等にて下垂体腫瘍と診断し、経頭蓋方法にて手術を施行し鞍内、鞍上の腫瘍をほぼ全摘した。手術15ヵ月後視力障害が再憎悪し、MRIにて水頭症、第3脳室前半部トルコ鞍内陥入を認め、脳室腹くう吻合術を施行し、視力障害は改善した。この様な症例は稀な疾患であり、診断にはMRIが有用で、病因、治療方法等について文献的考察を含めた。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1996-07-15
著者
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