Clinical Features of Progressive Lacunar Infarction : Retrospective Analysis of Patients with Motor Syndromes
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概要
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進行性ラクナ脳梗塞症のリスクファクターを明らかにするため、ラクナ脳梗塞症患者を進行性麻痺群と非進行性麻痺群とにわけ比較検討を行った。20名の調査対象のうち7名が進行性麻痺群に、13名が非進行性麻痺群に分類された。2群間で最も顕著な差の認められたリスクファクターは発症年齢であり、進行性麻痺群の平均年齢が78.6才、非進行性麻痺群65.1才であった。また、pure motor strokeに進行性麻痺が有意に多かったが、pure motor storke自体が高齢者に多かったため、独立したリスクファクターとは考えられなかった。高齢者のラクナ脳梗塞症では片麻痺の進行性悪化に対する注意が必要である。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1995-09-15
著者
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北中 千史
Department Of Neurosurgery Tokyo University School Of Medicine:(present Address)biophysics Division
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TERAOKA Akira
寺岡記念病院脳神経外科