Intra-arterial ACNU and Cisplatin Chemotherapy for the Treatment of Glioblastoma Multiforme
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概要
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グリオブラストーマ38例に対しACNUとシスプラチンの動注化学療法を施行し、その臨床成績を検討した。CT上の抗腫瘍効果判定が可能だった32例のうち19例(59%)で腫瘍縮小が認められた。再発の形式は、局所再発が20例(53%)、髄液播種を含めた遠隔再発が15例(39%)に認められた。全体の生存期間中央値は53週であり、遠隔再発の有無で生存期間を比較すると、それぞれ42週と59週となり、両群間で有意差を認めなかった。ACNUとシスプラチンを動注法で投与した場合、一般の報告より高率に遠隔再発が認められ、その治療効果は不十分と考えられた。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1995-08-15
著者
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