Cerebellar Hemangioblastoma with Intracystic Hemorrhage : Case Report
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概要
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45才男性で急性水頭症を呈した出血発症の嚢胞性小脳血管芽腫に対して、緊急脳室ドレナージののち直達手術にて全摘し、神経脱落症状なく退院した症例を報告した。頭蓋内血管芽腫が出血にて発症することはきわめてまれであり本例を含め過去14例の報告がある。この14例では男性に多く、画像上solid typeが多く、またテント上に多い傾向にある。9例で組織上薄い壁を持つ拡張した異常血管を伴っており出血の一因と考えられた。血管芽腫のうち出血を伴うものは予後が不良となることがあり、速やかかつ適切な治療が必要である。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1995-07-15
著者
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Nozaki Kazuhiko
京都大学医学部附属病院脳神経外科
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Oda Yoshifumi
京都大学医学部附属病院脳神経外科
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橋本 憲司
京都大学医学部附属病院脳神経外科
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KIKUCHI Haruhiko
京都大学医学部附属病院脳神経外科