Significance of Acute Cerebral Swelling in Patients with Sylvian Hematoma due to Ruptured Middle Cerebral Artery Aneurysm, and its Management
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中大脳動脈破裂脳動脈瘤早期手術75例について、特にsylvian hematoma(SH)等の脳内血腫を形成した症例について、重症度、治療上の問題点、予後等について検討した。脳内血腫を形成した症例では重症例が有意に多い。SHを形成した症例では、術後早期(平均day4)に血腫周囲の脳腫脹を来すことが多く、17例で中等度から高度の脳腫脹ためbarbiturate therapy(B療法)が施行された。内6例は脳腫脹のため死亡した。脳内血腫形成例で水頭症を来す頻度が有意に高く、SH形成例で脳血管攣縮による脳梗塞を併発しやすい傾向を認めた。予後はSH形成例で有意に不良であった。SH形成例での脳腫脹の発生は予後に重大な影響を及ぼし、その管理、治療方法の改善が必要である。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1998-12-15
著者
-
Ohkuma Akio
岐阜県立岐阜病院脳神経外科
-
新川 修司
岐阜県立岐阜病院脳神経外科
-
KITAJIMA Hideomi
岐阜県立岐阜病院脳神経外科
-
OHE Naoyuki
岐阜県立岐阜病院脳神経外科
-
MIWA Yoshiaki
岐阜県立岐阜病院脳神経外科
関連論文
- 破裂脳動脈瘤に伴った中枢性肺水腫9例の検討
- Significance of Acute Cerebral Swelling in Patients with Sylvian Hematoma due to Ruptured Middle Cerebral Artery Aneurysm, and its Management
- Correlation between Blood Parameters and Symptomatic Vasospasm in Subarachnoid Hemorrhage Patients