Acute Cauda Equina Syndrome Secondary to Lumbar Disc Herniation Mimicking Pure Conus Medullaris Syndrome : Case Report
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脊髄円錐部症候群(純粋型)に酷似した, まれな急性馬尾症候群の1例を報告する.患者は49歳の男性で, 会陰部騎袴状の感覚脱失と完全尿閉を主訴に, 大津市民病院救急外来を受診した.便秘とインポテンスも訴えたが, 深部腱反射異常, 坐骨神経痛, 下肢筋力低下はなかった.緊急に施行した脊髄撮影およびCTで, 遊離髄核片が坐骨管内に嵌頓し, 下部馬尾神経を圧迫していた.発症60時間後, 緊急に神経除圧術を施行した.手術3ヶ月後, 括約筋障害, インポテンス, 騎袴状感覚脱失はほとんど回復した.円錐部圧迫症状が疑われる場合, 下部馬尾神経障害も念頭におき, 原因を検索すべきである.そのような症例は迅速な診断と治療が要求される.
- 1998-07-15
著者
関連論文
- Acute Cauda Equina Syndrome Secondary to Lumbar Disc Herniation Mimicking Pure Conus Medullaris Syndrome : Case Report
- 腰椎椎間板ヘルニア(脊椎・脊髄の外科治療[2])