Internal Carotid-Posterior Communicating Artery Aneurysm Manifesting as an Unusual Ocular Motor Paresis after Minor Head Trauma : Case Report
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概要
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症例は75歳女性.道路で転倒し、頭部を打撲。2日後より複視出現し、当院を受診。神経学的所見では、右側外直筋不全麻痺の徴候を呈した。脳血管造影にて右内頸—後交通動脈瘤を認め、開頭手術施行した所、動脈瘤は動眼神経を圧迫していた。クリッピング施行後、眼球運動障害は完全に消失した。当初、外転神経麻痺と考えられた眼筋麻痺は動眼神経麻痺によるものと考えられた。動脈瘤により既に圧迫、伸展されていた動眼神経が、軽微な外傷により障害され、動眼神経麻痺が顕在化したものと推論した。外直筋麻痺を呈した機序としては、動眼神経の外直筋への異常支配が原因ではないかと推論した。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1997-02-15
著者
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Park-matsumoto Yong
Departments Of Neurology Akiba Memorial Hospital
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TAZAWA Toshiaki
Departments of Neurosurgery, Akiba Memorial Hospital
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Tazawa Toshiaki
Departments Of Neurosurgery Akiba Memorial Hospital
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松本 容秋
Departments of Neurology, Akiba Memorial Hospital