ランダム系の統計物理学
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概要
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統計物理学の分野におけるランダム系の統計物理学の位置づけと, ランダム性の分類を行なった後, まず, ランダム系の幾何学的特徴を捉えた理論として, 滲透の理論を紹介する. ついで, 空間的なランダム性が系の物性に及ぼす顕著な効果を, 簡単なモデルの示す特性にもとづいて論じ, 理論的に明確にされた部分と, 残された種種の問題点を指摘する. またランダム系のグリーン関数を求めるための代表的近似法として, いわゆるCPA法について略述する.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1971-04-05
著者
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