生活科に関する研究 : 幼稚園教育と小学校教育との関連のために
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概要
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[はじめに] : 今回の教育課程の改訂は、幼稚園から高等学校までを一貫して考えられていることが、大きな特徴であると言われている。それぞれの発達に即した教育とその連続性が重視され、小学校においては、今まで軽視されていた遊びを学習として認め、具体的な活動や体験を通しての総合的な学習を指導するという、生活科が新設された。生活科は、幼稚園教育と小学校教育との関連という面においても大きくクローズアップされている。 幼稚園と小学校は、子どもにとっては連続線上にある。また年長児と小学校低学年児童は、発達的にもおなじようなレベルにあると言われる。その中で、子ども自身が自分の足で幼稚園から小学校への階段を、溝を感じずに登っていけるような接続性や関連性を持たせることは以前から課題とされてきたところである。そして今、生活科が新設され、その目標や内容の間には十分に関連性が考慮されているように見える。しかし、実際に行われている生活科の授業の実践は幼児教育を知らない小学校の教師が力説するほど、十分な関連性が考慮されているとは言えない現状である。 そこで、生活科について、逆に幼稚園の立場から関連の方向を探り、幼稚園教育と小学校教育のスムーズな接続・関連を検討する。
- 山口大学の論文
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