ラット下垂体培養液の Disc Electrophoresis による Prolactin 分離の試み
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概要
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Prolactin についてはその生物学的作用, 代謝或は測定方法などの問題が未だ完全に解決されていない.すべては純粋の Prolactin が得られない事実に起因している. Prolactin の分泌が正常の状態では視床下部によって抑制される現象, 更にestrogenの影響によって下垂体 prolactin の増量をみることは既に確認されている.今回はこの事実を利用してラット下垂体からの Prolactin 分離を試みた.すなわち estrogenで処理したラットの下垂体を7日間組織培養し, その培養液を逐日的に disc electrophoresis にかけて各band につき bioassay を行なつた結果, Prolactin 及びGHの分離が可能であつた.更に7日間培養した後にもGHの分泌を認めた事から, 視床下部中にGIFの存在することを示凌していると推察された.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1969-09-00
著者
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