手術侵襲の尿中Pregnanetriol値に及ぼす影響特に副腎皮質ステロイドを併用した場合
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概要
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副腎性AndrogenであるDehydroepiandrosterone (DHA) が可なりの大量が副腎静脈血から単離されているにもかかわらず生物学的意義については殆ど知られていない. 赤須らはDHAがTestosteroneやEstradiolのPrecusserとしての役割の他に天然の蛋白同化ホルモンとして, 異化ホルモンたるCortisoneと拮抗協力作用を営んでいるのではないかと考えている. 著者は前報で正常婦人及び去勢婦人にDHA単独又はDHAとTestosterone Propionate 及び Estradiol benzoateを併用投与して尿中Pregnanetriol (PT). Pregnanediol (Pd) 値の比較検討を行ったが, 今回, さらに手術侵襲患者レこDHA単独又はCortisol及びDHAとCortisol併用投与した場合の尿中PT. PD値の消長を測定し比較検討した. 対照群 (ステロイド非投与) では術後1日目ではPT. PD値共に増加するが, 術後7日〜9日目では殆ど術前値にまで回復する. DHA単独投与した場合はPT値は不変であるが, PD値の増加傾向が認められた. Hydrocortisoneを連続投与の場合は, PT. PD値共レこ減少するのが認められた. HydrocortisoneとDHA併用連続投与の場合は, PT. PD値共に著変は認められなかった.
- 1964-11-01
著者
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