Prolactin Rclcasing Factor とInhibiting Factor に関する研究
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概要
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牛視床下部の Sephadex G-25 の Gelfiltration によりA分画に Prolactin 放出活性を, B分画を中心とするやや広い分画に, in vivo 及び in vitro において, Prolactin 放出抑制作用のある事を認めた. B分画を Phenol 抽出後, CG50で更に chromatography を行い, #60〜65の限局された分画に Prolactin 放出抑制活性のある事を認めた. pyroglutamic acid を含む11種の合成ペプチドの Prolactin 放出及び抑制作用を検討したが, Prolactin の放出或は抑制作用を示す合成パプチドは認められなかった. 16種類のアミノ酸について下垂体 Prolactin の放出及び抑制作用について検討した. in vivo で Proline 1×10^<-8>moles をラットに静注すると, 30分, 60分後共に有意な血中 Prolactin の増加が出現した. LH-RH と PIF の異同について検討した. LH-RH には PIF の作用は認められなかった. LH-RH と PIF は全く異なるものであるという最終結論に達した.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1974-02-01