各種産科婦人科疾患時の代謝障害 : 特にAcetylationとの関連下に於ける観察 (第1報)
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概要
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悪性腫瘍や妊娠中毒症はもとより,各種疾病に対しては種々の代謝障害があり,これが治療の予後を左右することが多い.この際,アセチルCoAの意義は極めて重要であることはよく知られているところである.生体内の代謝障害の程度,あるいは経過を知るのにアセチル化能の検索を行なうことは非常に有意義と考えられる.著者は,こうした意味において産科婦人科領域における上述患者を中心として,各疾病についてアセチル化能を検し,併せてまだ若干ではあるが肝機能との関連について比較検討した.その結果,上述した各種疾病においては,アセチル化能の低下が認められた.又,アセチル化能と肝機能とは必ずしも平行しなかつた.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1967-09-01
著者
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