精子,精液及び睾丸免疫と不妊に関する研究同種動物睾丸免疫雌動物の不妊機序について
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概要
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同種動物睾丸乳剤で免疫した雌動物の妊孕性は低下するが,これがいかなる機序によるものなのかを解明することは,所謂精子免疫(精子又は精液による免疫)による不妊婦人の実在性の有無,ひいては不妊の診断や治療にもつながる興味ある問題である.私は,本問題に関連するいくつかの免疫現象,即ち該動物の血中や***分泌中の沈降素や凝集素,子宮に於けるSchultz-Dale反応,さらに抗体産生臓器並びに***管内の抗体の分布状態や腹腔細胞の精子喰食作用等について検索した.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1967-05-01