流血中腫瘍細胞に関する研究
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概要
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流血中に出現する腫瘍細胞について, その検出率, 出現度, 更に血中に流出するさいの種々な態度, 即ちその時期, 流出の状態(持続的出現か, 断続的出現か), 病変の進行度との関係, その他について検索した. 実験材料には子宮癌, 絨毛上皮腫患者血液及びSN36マウス血液を用い, 実験方法としてはSaudberg原法による宗像氏変法を用いた. この結果病変の進行に従つて検出率及び出現度は上昇する. 又, 一旦出現すると実験腫瘍では持続的出現の型を取り殆んど大きな増減は認められない. 採血部位による検出率には大きな差が認められ, 肺の透過作用についての意味付けが得られた. 又, 手術等の用手的操作の与える影響についても出現度の面よりその意義を実証し得た.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1966-04-01
著者
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