EFFECT OF MATERNAL PITUITARY-ADRENAL AXIS ON SERUM ALPHAFETOPROTEIN LEVELS IN PREGNANT RATS
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概要
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妊娠ラット の血中α-Fetoprotein(AFP)濃度とそれに及ぼす母体下垂体副腎系の影響について検討した。実験にはSD系妊娠ラットを用い、血中AFPは特異的RIAにて測定した。母体血中AFP値は妊娠12日目より急増し、妊娠21日目にかけて漸増したが、その値はconceptus数と直接的な正の相関関係を示した。妊娠12日目に下垂体摘除を行うと血中AFP値は対照群に比べ、妊娠17日目、19日目に有意に上昇した。またこの上昇は妊娠12日から17日までACTH10単位を連日、腹腔内投与することにより抑制された。また、妊娠12日目に両側副腎摘除を行うと妊娠17日目における血中AFP値は対照群に比し、有意の上昇を示した。これらの成績より妊娠ラットにおいて母体の下垂体副腎系は胎仔のAFP産生を抑制する可能性が示唆された。
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1987-07-01
著者
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