ULTRASONIC EVALUATION OF TROPHOBLASTIC DISEASE AND THE RESPONSE TO CHEMOTHERAPY

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概要

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超音波断層法は、胞状奇胎の診断上、確立された検査法である。しかし、他の報告でもみるように、我々も、本疾患の超音波断層像上、当初報告されたほど特異的ではない症例にしばしば遭遇した。このことを明らかにするために、26例の絨毛性疾患と27例のその他の疾患のエコーパターンを検討した。また、絨毛癌の化学療法に対する反応について、超音波断層によって検討した報告はないので、血清hCG-β-subunit値と超音波断層上の所見との関係について検討した。絨毛性疾患は、種々のエコーパターンを呈し、絨毛癌は、しばしば胞状奇胎と類似したエコーパターンを呈した。部分奇胎では、胎盤様エコーの厚さ及びそこにみられるsonolucent areaに注目すれば、診断の可能な例があった。また、絨毛癌の化学療法中、超音波断層上の所見と血清中hCG-β-subunitの値との間に一定の関連があることがわかった。
社団法人日本産科婦人科学会の論文
1987-07-01

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