拡張期血圧からみた妊娠中毒症
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概要
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妊娠中毒症では周産期死亡,早産,SFD等の児障害が多くみられ児の発育も悪いがこれには収縮期圧より拡張期圧が深く関与している.中毒症後遺症においても拡張期圧との関連性が強い.然し現在の日産婦学会委員会の定義では拡張期圧について中毒症診断の下限については触れていない.327例の中毒症例,及び2,018例の妊婦について検討してみると限界は80mmHgが適当と考えられる.又この定義に従うと早期診断の面からも好都合で本症の重症化の予防にも役立つと思われる.
- 1977-03-01