ラット実験的奇形腫に関する研究
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概要
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妊娠12日目のWKAにFetectomyを施行した。35例はFetectomyのみ,19例は7,12dimethyl benz(a)anthracene(DMBA)を応用し以下の結果を得た.1)Fetectomyのみでは23例(65.7%)に腫瘍発生があった.組織学的には誘発腫瘍の17例(73.9%)がmatureteratomaで6例(26.1%)がyolksactumorであった.2)Fetectomyに化学的発癌物質DMBAを応用した群では,19例中7例(36.8%)に腫瘍の発生をみ,yolksactumorの頻度は28.6%であり,5例(71.4%)がmatureteratomaであった.化学的発癌物質の応用は,誘発腫瘍の頻度及び組織に影響はみられなかった.誘発腫瘍の組織発生については確認できず尚一層の検討が必要と思われる.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1984-07-01
著者
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